組合加入のちょっといい話


教職員として真剣に考えていきたい !

毎日の忙しい日々の中で抱く子どもに対する悩みについて、「こんな見方もあったのか」と思うことが、教研や組合の講演会などで聞けるよ。それに組合に加入すると世の中の理不尽なこともより見えてくるよ。だから、もしかしたら、加入前より悩みがふえることがあるかもしれない。でも、今まで見えなかった世界が見えてくることは、より豊かな人生、より人間らしい人生を送ることになると思うよ。


「お金がかかるのでは」

組合加入すると確かに組合費はかかるよ(若い人は安くしてあるよ)。組合活動のなかみは、教育委員会との交渉や教育研究集会(教研)・学習会、情宣活動、はがき・署名活動、いろいろな交流会などさまざま。組合費はそれらの運営費や交通費に使われる。さらに専従役員や書記の人件費など。では、なぜそのようなお金のかかることをするのかな。

それは、組合活動は、お金にかえられないものを生み出しているんだ。だから、組合費の価値を決めるのはあ・な・た。


「より忙しくなるのでは」と心配・・・
 職場会が月2回ほどあるけど、それは組合からの大切な伝達以外に自分たちの学校がどうしたらもっとよくなるかといったことや悩みをみんなに聞いてもらえる場だよ。出てしまえば時間を忘れるというか、それで困ったことはないよ。

それに、青年部委員会や女性部委員会、養教部会、事務職員部会、障害児教育部会などに出ると逆にいろんな学校の人の話が聞けて、知り合いも増えるよ。動員もみんなで順番に助け合えばいいよ。心配はいらない !


条件つき任用期間の一年は組合加入いいのかな ?
 大丈夫です!41日からでも「組合」に入れます。「条件付採用だから1年間は組合には入ってはいけない」と心配している人がいるかもしれませんが、内閣総理大臣が「大丈夫!」と保障してるよ。1988524日、ときの竹下首相が答弁しています。「条件付期間中に教職員団体などに加入することでいかなる差別や不利益も受けてはならないものであるというふうに私も認識しております。」(参議院文教委員会)

もう何人もの新採が組合加入してるよ。


今は心に余裕がないから、もっとゆっくり考えたい!
 わかる!でもきっと、忙しさはこれからも続くと思うよ。だからこそ、若い仲間と語りあう時間や悩みを打ち明ける時間、同じ年代の会話が大切になる。だけど、職場には同じ年代がとても少なくて寂しいね。組合の青年部につどうと、きっと、心が軽くなったり、気分転換してまたがんばれたりするよ。たまに飲んだりするのもいいね。

学校を離れて、違う職場の人と出会うのも組合。話も聞けるし、違った見方もできるようになる。若いときの感性にとって、きっと得るものが大きいと思う。年齢を越えたいろんな方との出会いはきっとあなたの宝物になるはず。組合加入が早ければ早いほど、出会いは早くやってきます。


 こし、わかっていただけましたか?「組合」のこと。
これだけでは十分ではないでしょう。でもあたりまえです。子どもたちにも言うでしょ。「やってみなきゃわからない。勇気をだしてとびこんでごらん。」って。入って自分で感じ、つかみとっていくものです。与えられるものじゃありません。
そして、いろいろな考えの人がいて当然で、むしろみんなが同じという方が怖いくらいです。だから、自分の考えが組合と違うから入らないほうがいいと考える必要はありません。組合に入って「わたしはこう思うんだ。」と周りに伝えていこうよ。

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