全国教研に行ってきたよ!!
子どもフォーラム


日教組第54次教育研究全国集会
   〜平和を守り、真実をつらぬく民主教育の確立〜  2005.1.7
子どもフォーラム
<1.7 子どもフォーラム  in 北海道>
子どもの権利条約は、いかされてきたの?
ー子ども・若者からの報告、学校・社会・地域を語り合うー

北海道の若者による企画、運営 実行委員会を作って

【参加者からの自己紹介、発言】
・教師志望の24歳。昨年11月、埼玉で子ども若者フォーラムを行った。
・大学2年。平和フォーラムに参加した。
・大学生。ボランティア活動で地域の人とふれあっている。愛知に活動を広めようとしている。
・タオルをつけているのが僕のチャームポイント。趣味でいろんなことをしている。
・高校生。平和について考えた。文化祭でオブジェを作った。60年前と同じことがくりかえされようとしている。
・参加5回目。福岡では10年間子ども会議の活動をしている。が、参加者が減ってきている。自分の意見を言いたがらないのか。言ってもしかたがないと思っているのか。18歳なので子どもとして参加するのはこれで最後。
・生徒会会長をしている。北海道朝鮮人学校に訪問した。偏見のため、石を投げられたりしていることを知り、胸をいためた。千羽鶴を折り、はげました。
・学校以外のサークル活動などをしている。
・一クラスの人数が少なくなればよい。おもしろいという気持ちが起これば、勉強する気になる。
・みんなの意見を聞くと勉強になる。
・子どもの権利条約が学校で尊重されていない。
・学校には不必要なきまりがある。先生に素直に気持ちを伝えられる学校が理想。仲間を集める力。連帯する力がほしい。
・生徒ができることを先生がやっている。わたしの学校では、ひとりひとりの意見を言いあってキャンプを計画した。
・全校93人の中学校。村について学ぶ総合学習にとりくんだ。中学生模擬議会をした。地域の課題や将来について中学生でも考えることができた。

【質問、意見】
・キャンプの話し合いのしかたは? →まず、学級で。それから生徒会で。→子どもたちだけで話し合うことは大切。

【討論・まとめ】
☆理想とする学校
・先生に対してのアンケートについて。ほんとに活用しているのか。自分の学校ではマークシート方式で意見を言う場がない。
・先生の意見を生徒におしつける。
・高校の生徒総会は先生が用意する。新たな提案、質問は充分に検討されない。子どもの権利条約には意見表明権があるのに。
・中1までけっこう乱暴だったが、中学の時分かってくれる先生に出会い、自分は変わった。
・相手を尊重しているか、自分中心的な考え方になっていないか、見なおす必要がある。
・「学校は模擬社会」と聞いたことがある。「敵は自分の教師」という仏教のことばがある。経験を生かしていきたい。
・中学。校則がなく、生徒憲章がある。意見のぶつかりあいからいろいろなことを創ってきた。少数意見も大切にすることも大事にしてきた。
・わたしの高校も校則がない。ただ、生徒ひとりひとりの意識は大切。
・自由だけを訴えるのは・・・。

☆自由とは
・人に迷惑をかけないのが最低限。きまりは理由のあることだけでよい。
・いやな気持ちを持った時、「自由でない」と感じる。お互いの気持ちを不快にさせない生活。

☆自分の学校の自慢
・自分の苦手を先生がなくしてくれる。
・出あえてよかった先生たちがいる。話しやすく、勉強も分かりやすい。
・何をするのにも真剣な先生。怒る時も理由をつたえてくれる。
・不登校だった兄を変えてくれた先生がいた。兄の部屋にその先生からのたくさんの手紙が・・・。

☆社会・平和について
・広島に行ったことが衝撃。戦争がくりかえし行われるのは、戦争を経験していないわたしたちの想像力が足りないから。
・8.5の「メッセージフロム広島」にむけて、実行委員会を組み、いろいろなところに足を運び勉強した。
・毎年、学校で平和教育が行われる。ビデオや写真で学習する。
・憲法に平和主義がある。でも、憲法を変える動きがあることを知った。憲法は子どものためにもある。大人はもっと考えてほしい。
・憲法を変えるべきでない。今変えようとしている大人たちは、あと何年生きるのか。僕たちの意見はなぜ聞かれないのか。教育基本法もそうだが、僕たちにかかわることが大人の手によって決められている。僕たちも考える前に何か行動しよう。
・イラクへの自衛隊派兵、どこかで歯止めをかけないと・・・。今、歯止めになっているのが憲法。
・原爆でたくさんの人がなくなったが、日本も中国や韓国の人を殺している。憲法は変えるべきでない。沖縄に行き、話しを聞いたのが衝撃。「自決」というが、自分で決めたのではなく、押し付けられて死んだ。大人にも考えてほしいし、これから大人になるわたしたちも考えてていかねば・・・。

☆憲法について

・わたしたちに政治家の人たちは情報を提供していない。先生たちに言いたい。わたしたちを守ってくれる大人として憲法改悪を止めてください。わたしたちに情報を伝えてください。

【コーディネーターより】大人に伝えたいこと
・僕たちを受け入れてほしい。話を聞いてくれる先生になってほしい。
・僕たちに任せてほしい。
・結果より過程が大切だということを理解してほしい。
・「発言がないから意見を持っていない」とは思わないでほしい。
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