北ブロ青年討論集会


 第48回北陸ブロック青年討論集会 
    11.19(金)〜20(土)  富山県高岡市 雨晴温泉 磯はなび
石川県から20人、石川高から9人の参加。全体で150人の参加

1日目
【開会集会】
(市川 富山県青年部長)

子どもたちの教育環境やわたしたちの生活も大変になった。青年で力を合わせてとりくんでいきたい。
(北ブロ協議会会長 広橋 富山県教組執行委員長)
「子どもたちの前に立ちたい」と願ったときの情熱をもって討論して下さい。平和を守るためにいかって下さい。教育基本法改悪反対に青年部層がまずがんばって下さい。教育現場には必要な無駄がある。
(岩崎 日教組青年部長)
・自分たちが生まれる前からこういう会をしている。
・今の政府は教育のことを考えていないとつくづく思う。教育基本法について本気で考えていかなければならない。
・日本がいくら歴史を隠そうとしてもアジアの国々には残っている。
・討論を深め、力をつけてほしい。

【全体会】
<基調報告>(金谷 富山県教組青年部書記長)
わたしたちの目線で、わたしたちの感覚でおおいに話し合いましょう。
<各単組報告>
(新潟県)平和教育運動を第一に考えている。組織率87%。組織拡大につとめている。
(新潟高)異動の件が問題になっている。他の管理強化も。仲間をふやしていきたい。
(富山県)組織拡大のための活動。
(石川県 中山良恵 部長)
・なかまづくりに力を入れてきた。きてよかったと思える内容を工夫。
・教育基本法の意見広告のとりくみについて。
・いろいろな県の人たちとつながれたらうれしい。
(石川高 高桑しなこ 部長)
・しんどいときこそつながっていきたい。  ・組織率をあげていきたい。
・初任研後の新採者との茶話会に県教委から圧力。その日は眠れなかったが仲間にはげまされた。
(福井県)高い組織率を生かして活動していきたい。

【講演】
「ヤンキー先生を育てた北星余市の教育」(深谷哲也さん 北星学園余市高校 前校長)
・最後の12年間は校長をしてきた。義家先生はみなさんと同じ年代。あれだけがんばれるのはどうしてか、という話をしたい。
・全国から高校中退者を受け入れてきた。義家さんも生徒だった。
<教職員集団について>
・クラス担任を最重要視。校長以外は全員クラス担任のローテーションに入る。「力のあるない」で区別しない。学年で全クラスの生徒をみるつもりで。それが働きやすい職場につながった。大変な仕事だからこそみんなで分けあって仕事してきた。3年生を卒業させたら2年間担任を休み充電する。「複数担任制」はとらない。担任が全力投球する。それ以外の先生は、事務的なことを何でもする。だから教務主任も誰でもする。
・クラブ顧問、分掌は希望で。組合役員をやっているかも含めて、希望をきちんと聞いて決める。
・校長は3年任期で教職員の選挙で選ぶ。校長だけの考えでの学校運営にならないように総務委員会(これもみんなで選ぶ)をもつ。この4人の委員と校長の合議制でものを考えていく。
・職員会議が最高決定機関。各自の考えを言い、集団の意見の一致を大切に。決定したら一致して実践。会議はあまり多くないほうがいい。生徒に接する時間を多くしなければいけない。
・自分の考えを自由に言える大切さ。議論の大切さ。よい意見がとり入れられる。相互批判も強い。小さいうちにだめなことは発見して言いあう。
・教師の個性を生かす。自分の一番やりやすい方法で実績を。だから一人ひとりやりかたが違う。生徒の心を動かせるか、が大事。さまざまな教師がいて、さまざまな生徒に対応していく。
<生活指導について>
・基本的には出きる限り「管理」を少なく。(ex.服装・頭髪の自由)人のいいなりになる人間をつくってはいけない。「自分で考え行動する」ことを阻害しているのが管理。北星余市はそれに気づき、1年間かけて会議して決めた。(しかも、つめえりは軍隊の服。セーラー服も水兵、つまり軍隊の服。制服は意味のない劣等感、優越感をまねく。)教育は教師集団が自分たちでつくるもの。
・事件には根本的に解決するまでとりくむ。特に、いじめ・暴力・薬物。
・生徒会の指導。自治能力の育成。自分たちで自分たちの中にある問題をえぐりだして解決する能力をつけることが一番大切。

(石川 鳥井さん 鳳輪)自治力の育成にかかわって、いじめの解決についてどうしたらいいか。
(深谷さん)みなさんの中からどうしたらいいかを聞きたい。それが大切。
(富山)クラスで話し合った。心をどう動かすか。
(石川高 高桑さん)わたしのクラスでズックを隠された。「絶対に許さない!」と、自分の思いを生徒にぶつけた。当人もみんなに「僕に言いたいことがあったら直接言ってくれ。」と訴えた。
(福井)職員室で「困った。」と訴えた。職員で話し合い、学年集会をもつことに。

【交流会】
(深谷さん)わたしを一番そだてたのが組合。組合が一番大切にしたのが教育。組合で教育を語って職員室にもちこむ。組合活動をがんばって支持され校長になった。

2日目
【分科会】

1.高校改革(入試・高校再編問題)
2.民主的学校づくり  
  司会(山岸直子さん 金沢) 共同研究者(山先安生さん 小松)
3.反戦平和・反原発 
  レポーター(梶井郁子さん 加江)
4.課外活動と学校
5.組織強化・拡大 
  レポーター(松本圭亮さん 珠洲)
6.総合的な学習の時間
7.人権教育
8.賃金・労働条件、民主的学校づくり 
  司会(鳥井芳一さん 鳳輪) 共同研究者(本間兼一さん 珠洲)

【閉会集会】
【団結ガンバロー】
(中山良恵 石川県教組青年部長)
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