全国母と女性教職員の会


母と女性教職員の会 全国集会に参加した!

2004.8.1(日)〜2(月) 東京

石川県からは18人の保護者、教職員が参加しました。

8.1(日全体会
【開会のことば】(漆畑さん 静岡P)
好きなことばを紹介。宇宙飛行士毛利さん 「透明で力強い意思と地球規模で考えるやさしさを子どもたちに持ってもらいたい。」  「人はであって知人となり、語らいあって友人となり、協力し合って仲間となる」 世の中すべてのおとなが協力し合う。そのときに本当に平和が訪れると思います。

【主催者あいさつ】(森越 日教組委員長)
子どもたちは、たくさんの大人に囲まれて「群れ」のなかで育ってきた。現在、人々は孤立したくさんの親が迷っている。人間は群れのなかで生活し育つ動物。みんなで集まろう。母女もそのひとつ。よわいものいじめや、差別からくるバッシングにたちむかっていこう。弱いものいじめのもっとも大きなものが戦争。たくさんのなかま、ともだちをつくっていこう。みんなの力で子どもたちを育てていこう。

【来賓挨拶】(連合 林さん)
50回を超える継続したとりくみに敬意を表します。平和を求めること、憲法を守ること、教育基本法を守ることが大切な時代です。イラクへの派兵を止めるのは、仲間としての信頼関係。

【来賓紹介】
神本さん、なたにやさん、上田さん(退女教)、池田さん(もと女性部長)

【基調報告】(星 事務局長)
・平和憲法の日本に、どうして今のような現実があるのでしょうか。平和が危機的状況にある今、みなんが高同しなければ・・・。
・子どもの権利条約ができても、いろいろな子どもにまつわる事件が。 子どもをとりまく社会のゆがみをなおしていかないと解決しない。子どもたちが安心して生活できる環境つくりが必要。
・多くの若者の前向きなすがたがある。わたしたち大人が正面からむかっていくことが大切。
・教育基本法をしっかりと生かしていくことが必要。
・性教育、ジェンダー・フリーの教育は人権教育。自分らしく生きていくしあわせを、学校や社会、家庭でかみしめることができたら・・・
・あらゆる意思決定の場に女性が参画し、意見をのべていくことが大切。まず、自分の思いを持ちましょう。


【講演】「子どもたちに平和な未来を」(漫画家 石坂啓さん)
・手塚修のアシスタントをしていた。レオの耳を・・・
・自分の子どもに「男の子だから」「女の子のくせに」と言ったことがない。
・女性が弱かった時代が圧倒的に長かった。子どもを生まない女性は価値がないとされた。健常な子を、男の子を産むことを強要されていた。不妊治療は女性に大きな負担。
・女性が元気でいるのが平和な世の中。
・今は戦争元年。戦時だと思ったほうがいい。「ジャイアン」のようなアメリカと「スネ夫」のような日本。と子どもに説明している。
・わたしたちは、どうやって運動をすすめていけばいいか。憲法を変えることになぜ今の母親は平気なのか。戦争のできる国になっていくのに・・・。いろいろな法律がとおり、教育基本法にまで着手している。
・「ひのまる」でなく、「温泉マーク」はどうか。そうすると国歌は「いい湯だな」に。
・「心のノート」を見た。子どもに秘密を持たせないようにしている。「大人から見たいい子」を作ろうとしている。管理しやすい子に。
・「反戦」のビラをまいた人が逮捕された。
・世の中は急激に変わっている。「子どもたちの意識を変える」ことに一直線にすすんでいる。今度の戦争にテレビの責任は大きい。絵にならないことは出さない。出ていないことは何かを知るべき。
・「あたらしい歴史教科書をつくる会」ができた年、従軍慰安婦の漫画の内容にまでクレームが。ものが言えなくなる時代に?
・戦争とは、気がおかしくなっていくこと。
・21世紀になってこんな世の中になっていることに、手塚修さんはじだんだふんでいるだろう。
・子どもにとってかっこいい大人に。

【鼎談(ていだん)】「子どもたちに平和な未来をー生かそう 子どもの権利条約をー」

(橋本ヒロ子さん 十文字学園女子大学教授)
・女性は元気であってはいけないのか。多用性が認められない動きが。
(長谷川孝さん 教育評論家)
・小規模校でも子どもたちとかかわれない、という状況はとんでもない。
・beingが大切。「今のあなたでいい。」が出発点。「心の教育」は「今のあなたじゃだめ」というメッセージである。
(高橋睦子さん 子どもの人権連事務局長)
・学校現場の忙しさ。


【歌とトーク】「目を閉じてはじめてわかるやさしさがある」
(福本淳(きよし)さん 盲目のシンガーソングライター)
〜19歳で光を失った福本さん(小1と年少さんのお父さん)のピアノの弾き語り〜

♪小さな出会いから♪

・弱視で生まれた。大学1年のときに全盲に。弱視の時はいろいろなことが「不便」だったが、見えなくなると不便を通り越して「できない」。生活、学業、人間関係が変わった。仲間が遠のいた。反面、声をかけてくれる人も増えた。

♪少年時代♪

・大阪で音楽教室をしている。障害を持った人への音楽教室。始めは「その人の力になるようなことを」と思っていたが、保護者や子どもたちとつきあう中で考えが変わった。音楽のいろんな楽しみ方があってもよい。いろんなことをさせてあげたい。どんな子かな、と思いながらかかわっていく。
・小中高の12年の間に、普通学級にいたときとそうでないときがあり、半々。周りにいろんな人たちがいて、貴重な12年だった。
・いろいろなところに呼ばれて、歌ったり話をしたりしているが、子どもたちに生の音楽を聞かせてあげたい。いろいろな思いも伝えたい。

♪ぼくの大好きな先生♪ ♪パパと手 つないで♪

・ハンディをもちながら、共働きで生きている。妻は学校の先生。自分の母親が働きながら家事も全部していたので、自分も生活にそういうイメージをもっていた。女性は仕事もして家事もするものと思っていた。が、子どもが生まれて変わった。しかも、妻はとてもいそがしい。意識を切り替えていく必要を感じた。そしてどんどん家事がうまくなった。

♪風を見た人♪

【集会アピール】(恒吉さん 福岡P)

【閉会のことば】(松橋さん 秋田P)
 きくち先生という先生にさそわれ、何も知らなかった「母女の会」に参加してからもう7年も続けている。

石川県からの参加者のみなさん

8.2(月)
各会場で分科会
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