県教組両性の自立と平等をめざす教育学習会


県教組両性の自立と平等をめざす教育学習会
05.9.22 県教育会館
お父さんの子育て休暇体験!!
   

【オープニング】(沼田聡一さん)♪♪「ドンドン」

【あいさつ】(越村安紀子 両性部会委員長)
・山井さんの「まずやってみる」という強さに感動した。
・感動したことや事務的な手続きの大変さを語ってもらいたい。
・青年部の人もいるのでいっしょに学びたい。
・人と人とのつながりのすばらしさも。

【県教組のとりくみ】(中川晴美 担当専従)


【お父さんの子育て休暇体験】

<山井聡さん>
・「男だから育休についてしゃべって」と言われることじたいいやだったが、「人に広めていくために大切」と言われて・・・
・きっかけは薄い方がよい。必然性はなくてもやればいい
・「できる時にお互い知から合わせてやらなくちゃいけない」と思うようになった。
・子どもの成長で、できたことを喜ぶようになった。
・がんばらないけど、あきらめないで育児をしていこう。と思った。自分は自分のままでいい。
・自分らしさを感じた。自分はどうなりたいのか、どうしたいのか、が大切。
・二人で働くようになったこれからが大切。

<山崎兼章さん>
・中村さんと出あったのがきっかけ。機会があったら育休をとりたいと思っていた。
・妻は看護士。妻の仕事の都合で育休をとる機会が。
・生活費について。制度をうまく利用したいと思った。扶養手当てや児童手当てを利用したい。しかし、保険証の書き換えの手続きが大変。仮にアパート住まいなら住居手当てにかかる手続きが大変になる。男性が働いているというのが前提の世の中である。
・自分が育休をとったことでいろいろな生きかたがあると思えるようになった。
・子どもを連れて男性トイレに行くことが大変だった。今は少しずつかわってきている。

<上俊二さん>(メッセージ)
・子どものおたふくかぜのため、参加できなくなりすみません。
・再発見。子どもには子どものペースがあると気づいた。
・子どもの感性の豊かさにも気づいた。

【質問・感想】

・自分よりさらにえらい人がいた。なかなか育休はとれないが、機会があったら・・・。
・男性も育休をとる、そういうことがあるんだと感じた。話を聞いて現実問題として考えることができた。
・とても感動した。こんな夫だったらすてき、と思った。知りあいの人にすすめたい。
お子さんの反応は変わったか。
→(山井)かなり上位にくいこんだ。
・自分たちの頃は夏休みもゆっくりとれ、子どもにも近づけた。今は、そういう状況にないのでぜひ育休をとってほしい。

・山井さんのお話をぜひ聞きたかったので今日来ました。経験談を聞き、なつかしかった。男の人にもそんな経験をしてほしい。広めていきたい。
・自分の頃、配偶者出産休暇をとろうという運動があった。男の子育てはいらない、という攻撃がある。こういう学習の機会を大事にしていきたい。
・男性が育休をとるのに反対しないよう、女性も意識改革を。自分の時は夫婦げんかになった。
→(山井)精神的には子育てが大変
 (山崎)二人いっしょに休めるといい。いっしょに育児を。子どもにとってどうだったかより、自分にとってどうだったか。
・子育てっていくつになっても終わらない。つれあいととことんいっしょに悩まなければいけない。パートナーと同じ苦労をして自信を得たことは、大切なこと。

【エンディングとおわりのあいさつ】(蔵岡洋子 事務局長)
かみしばい「ドロン!変身とうちゃん!」
(作:やまのいさとる 絵:くらおかようこ)
・とても大変ですが、人間の巾も広がり親子関係もよくなる。男性はぜひとってほしい。支部に帰って今日の学習会のことを還元してほしい。かみしばいも利用してほしい。


<参加者の声>
・育休のことは興味があったので非常に勉強になりました。機会があればやってみたいと強く思えました。(金沢)
・男女の差なく子どもの成長に立ち会うことのすばらしさを感じました。子育てを経験された男性の意識が変わることで家庭が円満になることもわかりました。人間は経験と感動を積み重ねることで成長するのだとも思いました。(羽咋)
・トイレのことや、住居手当のことを聞いて、男女共同参画の社会といわれてきたが、まだまだ制度やシステムが不十分なのだと思いました。もしお父さんの育休が多くなってきたら、制度やシステム、世の中の意識が変わっていくのではないかと思います。(能美)
・成人した娘たちの育児休業中のことを思い出しながら聞かせていただきました。職場のみんなにも話してあげたいと思います。紙芝居もとてもすてきでした。(河北)
・自分には先の話だけれど、「いろんな生き方がある」「自分らしく」という言葉に勇気を与えられました。(金沢)
・いいお話を聞けて来てよかったです。いっぱい考えさせられ勇気をもらいました。学校の若い人たちにレジメをもっていってプレゼントしよう。(金沢)
・周りには教職員が少なく、男性の育児休暇の話をすると驚かれます。育児の大部分は女性の仕事、家事は女性がするものという考えはやはり根強いように思われます。そんな中、山井さんや山崎さんのような方がおいでることはたいへんうれしく、こういう男性が増えてくれればいいなと思いました。(七鹿)
・教員だから育児休暇をとってもそれを生かせるという利点があって、とりやすいという面がありそうだが、短くてもお父さんの育児休暇は意味があることを感じた。家事・育児の大変さを理解し、互いに思いやれるのがいいと思った。とても心が温かくなった。(小松)
・子どもの成長を日々感じながらすごしている。
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